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近代セールス掲載コラム: 異動したばかりで周囲に馴染めない

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仕事のツライを軽くする ココロの健康管理術(第1回)

執筆者
株式会社オフィシア代表
原 美聖

皆さんは仕事の中でストレスを感じた時、どうやって対処していますか? うまく解消できず一人で抱え込んでしまっている方も多いかもしれません。

この連載では毎回、金融機関にお勤めの皆さんがよく遭遇する場面を挙げ、どうすればストレスを軽減しやすくなるのかをお伝えしていきます。

 

ストレスは人生のスパイス

さて、第1回は異動直後に感じる不安との付き合い方です。今までと違う営業店で違う業務に携わることになり、次のように感じた経験はありませんか?

「異動初日に支店長から『期待しているぞ!』って言われたけれど、今まで個人向けの融資しか経験したことがない。でも、法人融資担当をやっていけるか心配だなんて言えないよ。厳しい支店長だって聞いているし、本当はプレッシャーなんだよな……」

これって心が弱い人?いえいえ、そうではありません。実は普通、というか、ほとんど皆が思っていることなんです。では、このような「ココロ」と、どう付き合っていったらよいのでしょうか。

ストレスを軽くする第一歩は、ストレスを「あってはいけないもの」と排除しようとせず、 「誰にでもあるもの」と受け入れることです。排除すべきと考えると、例えばミスを重大に捉えるような思考が強まり、心理的な負荷が増えてしまいます。

反対に、ストレスを当然のものと受け入れられると、同じことが起こってもポジティブに捉えることが容易になり、心が軽くなるのです。 「適度なストレスは人生のスパイス」ともいわれます。自分の人生を豊かにするチャンスだと考えてみてください。

プレッシャーの原因は自分?

上司からのプレッシャーについては、相手の立場になったつもりで考えてみるといいでしょう。

「期待している」と言っても、異動してすぐの部下に対して、皆さん自身が思っているほど即戦力としての働きや結果を求めてはいません。プレッシャーをかけているとしたら、それは周りではなく自分自身かも。そう考え、深呼吸をしてリラックスしてください。

分からないことを聞けず、一人で抱え込んでしまうのもストレスの原因になります。でも、異動したばかりで分からないことがあるのは当たり前。素直に質問できるのが異動直後の特権です。今までの経験を新しい業務に活かし、さらなる提案や改善ができると前向きに捉えることも大切です。

少しずつ環境に馴染んでいく――。肩の力を抜いて、 〝頑張り過ぎずに〟頑張りましょう。

執筆者

原 美聖 (はら みさと)
株式会社オフィシア 代表取締役

上智大学卒。JPモルガンにて資金為替部、グローバルマーケット部に勤務後、株式会社オフィシアを創業。官公庁、大手金融機関、一般企業向けに人事コンサルティング、研修を多数実施。これまでの研修受講者は累計35,000人を数える (2019年6月現在)。

官公庁・企業向けのコンサルティング、カウンセリング、研修を実施するかたわら、東京家庭裁判所非常勤職員 (人訴事件担当参与員) を務める。また、東京都若者相談 [若ナビ] 事業責任者、日本ゲシュタルト療法学会監査役を歴任。

資格

公認心理師、キャリアコンサルタント、シニア産業カウンセラー、EAPコンサルタント