コラム

近代セールス掲載コラム: 女性活躍のロールモデルになってと言われた

仕事のツライを軽くする ココロの健康管理術(第6回)

金融機関で女性が融資営業の担当者になる機会が増えてきました。ですが、 「うちでも女性にどんどん活躍してほしいと思っている。そこで君に法人融資営業をやってほしい。期待しているよ!」なんて言われても、金融機関はまだまだ男社会。融資の経験はないし、なんで私に…。そんなことを考えて心が重くなっている人はいませんか。

初めて抜擢される人が、最初から自信満々なんてことはあり得ません。不安になるのも当然です。では、どのような心持ちでいれば、少しでも楽になることができるでしょうか。

 

気負わず長期的な目線で

上司がロールモデルになってほしいと思う職員は、周囲から見ても魅力がある人です。真面目で仕事熱心。向上心も旺盛で、周囲とのコミュニケーションも気配りもうまくできる、組織にとって貴重な人材です。

まずは、 「後輩のためにも、私が頑張らないと!」と気負わないこと。素質と実績はお墨付きなので、自然に当たり前のことをしているだけで十分です。

そして、短期で成果をあげなければと最初から意気込まないこと。3年、5年、10年という長期的なスパンで成果が出ればいいと考えましょう。

そのためにも、ワークライフバランスは大切ですね。出産、育児、介護など、職場で使える制度は、遠慮せずに上手に使いましょう。一度、就業規則を読んで、利用するときは「私が率先して取ることで、後輩が取りやすくなる」と思いましょう。

社外で女性同士のつながりを

また、 「営業のような男性が担ってきた分野はムリムリ」と思っている方。実は、営業に最も必要なのは、売り込む力ではなくお客様の課題やニーズを聴く力です。女性が得意とする「聴き上手」や「細やかな気配り」などは、大切な場面で顧客の心をつかめる能力です。自信を持って、しっかり話を聴くことから始めましょう。

周囲に参考になるような先輩がいなくて不安なときは、自治体などが主催する女性推進に関わるセミナーやコミュニティに参加することをお薦めします。様々な職種の仲間と悩みや体験などを共有する中で不安が解消されたり、情報が得られたりします。最近はWeb上での交流もありますので、横のつながりを作りましょう。

先のことを悩みすぎず、目の前のことを楽しんでください。活き活きと仕事をしている姿が後輩の希望となり、結果的に「あの先輩のようになりたい」というロールモデルになっているでしょう。